任意整理でブラックリスト

ブラックリストに載る理由として、いままで「自己破産」や「過払い請求」を挙げてきました。実はこれらは総称して「債務整理」と呼ばれます。つまり、借金=債務 を整理して返済しやすくする、あるいは返済の義務を放棄する、ということです。もちろん、勝手に放棄するわけではなくて正当な手続きをとって「わたしにはもう返済能力がありません、ごめんなさい」と頭を下げるのに似てますね。
債務整理をするとブラックリストに載るわけですが、債務整理の方法として自己破産と過払い請求のほかに任意整理というのがあります。
任意整理とはどういうものでしょうか。
任意整理というのは、簡単にいうとお金を貸してくれた金融機関に裁判所を通さず私的に「借金の返済が難しくなってきたんだけどどうしよう」と相談して、金融機関が「じゃあオマケしてあげるから、ちゃんと返してね」と、その借金に関して新たなルールを設けてくれるので、その新ルールに従ってきちんと返済する、ということです。それでも、古いルールを破ったのは事実なのでブラックリストには乗ってしまうのですが・・・
たとえば古い決まりごとでは「利息は10%、毎月10万円の返済をすること」となっていたけども、返済が難しくなってきたので相談した。すると「利息は5%にしてあげるし、毎月8万円でいい」と言う風に、妥協案を出してもらうというかんじです。
しかし、実際にはこんなに簡単ではありません。弁護士や司法書士に依頼して手数料を支払い、きちんと書面で相手方に請求する必要があります。

過払い請求でブラックリスト

前回からの続きです。

他に法律で借金返済の義務を免れた結果ブラックリストに載る・・・というやり方で、過払い請求をした場合、というのがあります。しかしこれは自己破産とは少しちがってきます。
過払い請求というのは「これまで返してきた借金のうち、返しすぎた分を戻してください」という請求のことです。返しすぎたってどういうこと??ってなりますよね。これは、法律の穴に注目したやり方で、一部のキャッシング業者で規定されている利息が、ある法律によると高すぎる、ということで返しすぎた利息を戻してくれ、という要求ができるのです。
しかし、これも「お金を貸す人が決めたルールを破った」ことには代わりがないので、やっぱりブラックリストに載ってしまいます。いくら弁護士や司法書士が間に入って、裁判所を通してやるれっきとした法律遵守のやり方でも、そうなのです。

一度借金をしてしまったら、きちんと返済しなければブラックリストから逃れる手はないのか・・・と嘆いているあなた。はい、その通りです。借金というのはそういうものなのです。
ブラックリストに載りたくなければ、返せない借金はしない、その一言につきます。まったく借金をしない、ということが可能なら、それが一番ですね。もしも少しでも借金が返せなくなるような見込みがあれば、すぐにその借金をした金融機関に相談してみることです。なんらかの解決方法が見つかるかもしれません。返済を猶予してもらう、とか。

自己破産でブラックリスト

いくつか前の記事に、ブラックリストに載る条件は「借金をした人が『もう返せないから』という宣言をして法律によって返済をしなくてよいと定められた場合」ということを書きました。
借金を返さなくていいのにブラックリストに載るの?というか、その宣言ってどういうこと?という疑問があるでしょう。今日からしばらく、法律による借金返済の義務放棄について話したいと思います。

あまりに借金が多くなってしまい、その人に返済の能力が完全になくなったと判断されると、法律ではその人の人生を保護するために「借金をなくしてやろう」とか「減らしてやろう」という措置をしてくれます。しかし、それはあくまでオマケなので、もちろんその人は「今後しばらくは借金をしないよう」と言いつけられます。なのでブラックリストにそのことが記載されてしまうわけですね。
では借金を返さなくてよい、とどうやって判断されるのでしょうか。有名なのはやはり自己破産ですね。みなさんも聞いたことがあると思います。
借金で首が回らなくなった人が弁護士や司法書士に相談して自己破産をし、ブラックリストに載るのを覚悟で借金を帳消しにしてもらうのです。
しかし、自己破産は「ギャンブルや、遊ぶための借金」をした人はできません。事業が失敗したとか、どうしようもない理由があるときだけ自己破産をすることができます。ただし、ブラックリストには乗ってしまうのでもちろんおすすめはしません。