ブラックリストより信用情報

都会のビル群イメージ

ブラックリストに関する情報はネットでいろいろと囁かれているようですが、「ブラックリスト」で検索しても具体的にはどのようなものなのかイメージしにくい説明が多いように感じます。これは金融業界でブラックリストという言葉を使用しないようにしているからとも考えられます。「信用情報」で検索をするとわかりやすい有益な情報が表示されるかもしれませんよ。
「信用情報」でインターネット検索をしてみると信用情報機関のホームページなどが検索表示されます。信用情報機関はJICC・CIC・KSC・CCBなど複数の機関があります。それぞれ加盟している金融業者が異なるようです。銀行・消費者金融・クレジット(信販)会社・信用金庫など業務の形態ごとに異なる機関に加盟しているようです。
信用情報機関の中でも特に大きな会社は日本信用情報機構(JICC)、CIC、全国銀行個人信用情報センター(KSC)でしょう。JICCは主に消費者金融業者が加盟しているようです。そしてCICは主にクレジット会社、KSCは主に銀行がそれぞれ加盟しているようです。
JICCとCICは指定信用情報機関です。指定信用情報機関とは内閣総理大臣の指定を受けた信用情報機関のことです。指定されるには信用情報の規模や財産など一定の要件を満たす必要があるようですね。

ブラックリストに載るとどうなるか

前回、どういうことをするとブラックリストに載るのかということを簡単に説明しました。今回は、ブラックリストに乗るとどうなってしまうのかということを話したいと思います。

ブラックリストに載っても、日常生活になんの支障もないというなら、人はブラックリストに載ることを恐れはしません。実際にはブラックリストに乗ってしまうととても困ったことになるので、人はブラックリストに載ることを恐れるのです。
では具体的にはブラックリストに載るとどうなってしまうのでしょうか。

ブラックリストに載ってしまうと、ブラックリストに載っている間は新しい借金をすることができません。
なんだ、別に借金できないくらい・・・と思うかもしれませんが、先にも話した通り日本というのは借金大国ともいえます。借金というと大げさに聞こえるかもしれませんが、ブラックリストに載っている間はクレジットカードを使うことも、作ることもできないし、キャッシングでお金を借りることも、住宅ローンも教育ローンも組めません。当然車のローンも駄目ですし、奨学金も借りられなくなる可能性があります。
もしもあなたが一家の主、おとうさんで、ブラックリストに載ってしまったら家族はどうなりますか?家も買えない、車も買えない、子どもの教育費のためのローンも組めない・・・困りますよね。やはり日本で生活するには借金は避けて通れないのです。こう聞くと、やはりブラックリストに載るわけにはいかないな、と思うでしょう?

ブラックリストになぜ載るのか

個人信用情報に、「借金が返済できない」などの事故情報が載ってしまう状態のことをブラックリストと呼ぶ、ということは説明しましたが、ではどのようなことをすればブラックリストにのるのかということを話したいと思います。

分かりやすく簡単に一文で説明するならば「信頼を激しくそこねる契約不履行があったとき」です。

借金をするときに、借りる人は、その契約において貸す人が求める決まりごとに納得した上でお金を借りることに同意しているということになります。貸す側も、自分が決めたルールに同意してくれたからお金を貸すことに決めたのです。
しかしもし借りる人がその約束を破ってしまったらどうでしょうか。それも、信頼を激しく裏切るようなやり方で、です。そうすると、お金を貸してくれた人は、同業者に「こいつは約束を守らない、信頼できない」と情報を流します。これが事故情報です。つまり、ブラックリストは金融機関内で共有されているのです。

では、「激しく信頼を裏切る行為」とかどういうものでしょうか。どのようなやり方で約束を破ったらブラックリストに乗ってしまうのでしょうか。
それは、借金返済の延滞・・・それも、長期の延滞です。いついつまでに返済を、という期限を長期に破ってしまうとブラックリストに載るのです。それはどれくらいの期間か?というと61日以上の延滞でブラックリストに載ります。
また、借りた人が「もう返せないから」と宣言して、法律の力を借りて「返さない宣言」をした場合にもブラックリストに載ります。それについては次回以降話します。

個人信用情報とは

ブラックリストに載っている状態、というのがどのような状態かというのは説明しました。しかし一体、個人信用情報とはどういうものなのでしょうか?なぜこれがブラックリストになりえるのでしょうか?

現代日本に生活していれば、人はどこかで借金をする場面に出くわすことがあります。たとえば家を買いたいとき。たとえば車を買いたいとき。ほとんどの人は借金をします。借金といっても、銀行で借りるローンがほとんどでしょう。また、クレジットカードも一種の借金です。テレビCMをどんどん流しているキャッシングだって借金です。
そんな借金大国日本では、どのようにして借金が組まれるのでしょうか。
借金を申し込むと、まず貸主(債権者)は、借主(債務者)に返済能力があるのか、どれくらいの返済能力があるのかを調べる必要があります。返済能力がないのに借金をしては、債務者の不利にもなりますからね。しかし債権者というのは複数存在する。その複数いる債権者が情報を共有するためにあるのが個人信用情報なのです。

つまり、普通に借金をして返済しているだけでも個人信用情報にはそのデータが載ります。そして、その「普通」ができなくなったとき・・・あなたの個人信用情報は、ブラックリスト化けてしまうのです・・・!
個人信用情報がブラックリストに化けてしまったら、どうすればいいのでしょうか?どういう影響が出るのでしょうか?次回は、そのあたりを説明していこうと思います。

ブラックリストは存在する?

いったい、ブラックリストとはなんなのでしょうか?
映画やドラマ、漫画などでときどきその名前を見ることはありますね。黒いスーツに身を包んだ、あるいはヤクザ然とした風貌の男が黒い皮の手帳を開き、そこに連なる要注意人物・・・なんてものを、ブラックリストという単語から連想する人も多いのではないでしょうか?
しかし、現実ではそのような黒い皮の手帳や名前の一覧を指してブラックリストと呼ぶことはありません。いったい、現実に存在するブラックリストというのはどのようなものなのでしょうか。

普段わたしたちが住宅ローンを組んだり、銀行からお金を借りたいすると、その情報はとあるところに記録されます。「いつ、どこで、どういう目的で、いくらお金を借りたか?」「その借金は、いつまでに完済する予定か、実際いつ完済したのか」そんな内容の情報です。その情報は「個人信用情報」と呼ばれます。
いくら借金をしても、問題なく完済すればいくらその情報があっても怖いことはありません。人生において借金することは少なくないでしょう。

しかし一転、もし何かトラブルがあって、その借金を返すことができなくなってしまったら・・・?そう、その時に、その個人信用情報にその旨が記載されてしまいます。この特筆時効を「事故情報」
と呼びます。
そして、この「事故情報が個人信用情報に載っている状態」を「ブラックリストに載った」と表現するのです。

つまり、皮の手帳は存在しませんが、ブラックリストに載るという情況は存在するのです。